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2025(令和7)年度│弦巻松蔭と上田桑鳩 ―新潟市北区郷土博物館所蔵品より―

会 期 2025/11/26[水]~ 2026/3/8[日]
休館日 月曜日(ただし1月12日、2月23日は開館)、
1月13日[火]、2月24日[火]
開館時間 午前10時00分 〜 午後5時00分
(観覧券の販売は午後4時30分まで)
会 場 にいがた文化の記憶館
観覧料 一般 500円(400円)
学生〔高校生以上〕300円(240円)
中学生以下無料 ※( )は団体20名以上
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概要

 新潟市北区郷土博物館は、書家・弦巻松蔭(1906~1995年、新潟市生まれ、新発田市ゆかり)が寄贈した書作品及び書関係の資料、文房具を所蔵している。
 その中には、弦巻松蔭の師・上田桑鳩(1899~1968年、兵庫県生まれ)の書や、師の影響で松蔭がコレクションした拓本・法帖類などもある。特に法帖はまとまった数があり、それらは県内屈指のコレクションである。
 松蔭の師・上田桑鳩は戦後に書の新時代を切り拓いた書家である。桑鳩は西洋の芸術論を援用して、書は芸術、つまり一人の人間による創造的な営みであることを説いた。この思想は弟子の弦巻松蔭によって新潟にもたらされた。
 本展では、弦巻松蔭と上田桑鳩の作品を、桑鳩の芸術思想とともに紹介したい。両者の作品は同博物館の展示にて他作家の美術作品などとともに度々公開されたことがあるが、弦巻松蔭が敬慕した禅僧・良寛や、弦巻松蔭が創立に参画した新潟県書道協会の顧問を務めた長岡出身の小説家・松岡譲についても触れることで博物館とは異なる切り口からも紹介し、博物館が所蔵する書作品及び資料の価値を新潟市北区の外から伝える機会としたい。

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