2024(令和6)年度|生誕160年記念 吉田東伍展—『大日本地名辞書』を中心に―
会 期 | 2024/07/30[火]~ 2024/11/3[日] |
---|---|
休館日 | 月曜日(ただし8/12、9/16、9/23、10/14は 開館)、8/13㈫、9/17㈫、9/24㈫、10/15㈫ |
開館時間 | 午前10時00分 〜 午後5時 (観覧券の販売は午後4時30分まで) |
会 場 | にいがた文化の記憶館 |
観覧料 | 一般 500円(400円) 学生〔高校生以上〕300円(240円) 中学生以下無料 ※( )は団体20名以上 |
概要
吉田東伍(1864~1918年)は越後安田(現阿賀野市)の地主・旗野家の三男に生まれました。学問を好む一族の中で育った東伍は、13歳で「分かりきったことしか教えてくれない」と嫌気がさして学校を退学すると、家業を手伝いながら、独学で知識を身に着けて、17歳で郷土誌『安田志料』を書き始めました。その後も小学校教員や志願兵、新聞記者の職に就きながら、現地調査を行い、1893(明治26)年刊行の『日韓古史断』で歴史家として認められました。
日清戦争従軍から戻ると、大叔父の小川心斎が残した未完の地誌『国邑志稿』を基礎資料として、全国の地名を集めた「大日本地名辞書』の編さんを始めます。東伍の構想は、単に地名を検索するための辞書でなく、その土地の自然的・文化的風土や特色を記した地誌、それも日本を統一した地誌を編さんするという、壮大なものでした。東伍は激励や支援を得ると、地名の歴史的な起源や変遷について研究、執筆を進めました。1907(明治40)年、13年かけて編さんした『大日本地名辞書』が完成。収録地名は約4万という偉業を独りで成し遂げました。
本展では、吉田東伍の生誕160年を記念して、阿賀野市立吉田東伍記念博物館などにご協力いただき、『大日本地名辞書』を中心に吉田東伍の業績を紹介します。
主 催:にいがた文化の記憶館、新潟県、新潟日報社
共 催:新潟日報美術振興財団、BSN新潟放送、NST新潟総合テレビ
協力企業:田村紙商事株式会社
展示協力:阿賀野市立吉田東伍記念博物館
関連イベント
-
◆ 講演会
タイトル:「”超域学者”吉田東伍の仕事―その災害史研究(貞観地震・津波論文など)から観る―」
講 師:渡辺 史生 氏(阿賀野市立吉田東伍記念博物館前館長)
日 時:令和6年10月9日[水] 午後2時 ~ 午後3時30分(予定)
会 場:新潟日報メディアシップ6階 ナレッジルーム(新潟市中央区万代3-1-1)
参 加 費: 500円(会期中有効の観覧券付き)
※ 参加費に入館料割引等は適用されません。
※ 当館パスポート会員は無料
定 員:85名 ※ 先着順、要事前申し込み
お申し込み:はがき、FAXまたはメールのいずれかに「①氏名・読みがな、②住所、③電話番号」をご記入のうえ、
当館までお送りください。講演会専用のGoogleフォーム[Googleフォームへ移動]からもお申し込みいただけます。
◆ 解説会 ※担当学芸員による解説です。
① 8月24日[土]、② 9月28日[土]、③ 10月26日[土]
各回とも、
時 間:午後2時から(約30分)
会 場:にいがた文化の記憶館 展示室
※ 要当日入館券(当館パスポート会員は不要)
※ 事前申込み不要(当日は直接当館へお越しください)