2024(令和6)年度|没後30年記念 発酵学の父・坂口謹一郎と短歌
会 期 | 2024/11/26[火]~ 2025/3/9[日] |
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休館日 | 月曜日(ただし1月13日、2月24日は開館)、 年末年始(12月28日~1月3日)、1月14日(火)、2月25日(火) |
開館時間 | 午前10時00分 〜 午後5時 (観覧券の販売は午後4時30分まで) |
会 場 | にいがた文化の記憶館 |
観覧料 | 一般 500円(400円) 学生〔高校生以上〕300円(240円) 中学生以下無料 ※( )は団体20名以上 |
概要
坂口謹一郎(高田町〔現上越市〕生まれ、1897~1994年)は、味噌や醤油、酒の醸造などに欠かせない発酵を化学的に解明し、日本の食生活の発展に貢献した、応用微生物学の世界的権威です。酒に関する著書や豊富な知識から「酒博士」と呼ばれ、親しまれました。
歌人としても評価されており、1975(昭和50)年、77歳の時には宮中歌会始の召人を務めました。坂口が作歌を始めたのは50歳前後のこと。研究生活の傍ら、自身の研究に向き合う姿勢や、酒を愛する歌、愛郷の歌などを詠みました。歌人・坂口謹一郎は、自らの歌を、自身が理想とする「喉に障りなく、水の如く飲める酒」のようでありたいと願っていました。
本展では没後30年を記念して、歌人としての坂口謹一郎を紹介します。
坂口 謹一郎(さかぐち・きんいちろう)新潟県高田町(現上越市)生まれ、1897(明治30)~1994(平成6)年
応用微生物学者、文化勲章受章者。
酒や味噌、醤油など麹菌を利用した発酵の過程を化学的に解明するなど、応用微生物学の世界的権威。高田中学(現高田高校)から東京の順天中学(現順天中学高校)を経て第一高等学校(現東京大学)に首席で入学。その後、東京帝国大学農学部で学び、卒業後は同校の教授になりました。お酒についての名著も多く、「酒博士」と呼ばれました。
日本初の微生物学研究の場「応用微生物研究所(現定量生命科学研究所)」を創設し、研究者の指導と育成にも力を尽くしました。
優れた歌人としても知られ、歌集『醗酵』があります。
1965(昭和40)年にフランスのレジオン・ドヌール勲章を、1967(昭和42)年に文化勲章を受章。
主 催:にいがた文化の記憶館、新潟県、新潟日報社
共 催:新潟日報美術振興財団、BSN新潟放送、NST新潟総合テレビ
協力企業:田村紙商事株式会社
展示協力:上越市、坂口記念館、新潟県醸造試験場、株式会社武蔵野酒造、株式会社杉田味噌醸造場、石本酒造株式会社、
発酵学の父 坂口謹一郎顕彰会
関連イベント
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◆ 講演会
タイトル:「坂口博士の思い出―父子二代にわたる交流から」(仮題)
講 師:齋藤 尚明 氏(陶芸家、「発酵学の父 坂口謹一郎顕彰会」副会長)
日 時:令和7年3月4日[火] 午後2時 ~ 午後3時30分(予定)
会 場:新潟日報メディアシップ6階 ナレッジルーム(新潟市中央区万代3-1-1)
参 加 費: 500円(会期中有効の観覧券付き)
※ 参加費に入館料割引等は適用されません。
※ 当館パスポート会員は無料
定 員:85名 ※ 先着順、要事前申し込み
お申し込み:はがき、FAXまたはメールのいずれかに「①氏名・読みがな、②住所、③電話番号」をご記入のうえ、
当館までお送りください。講演会専用のGoogleフォーム[Googleフォームへ移動]からもお申し込みいただけます。
◆ 解説会 ※担当学芸員による解説です。
① 12月21日[土]、② 1月25日[土]、③ 2月22日[土]
各回とも、
時 間:午後2時から(約30分)
会 場:にいがた文化の記憶館 展示室
※ 要当日入館券(当館パスポート会員は不要)
※ 事前申込み不要(当日は直接当館へお越しください)