2013(平成25)年度│林家四代と良寛歌集展
会 期 | 2013/09/06~2013/12/26 |
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休館日 | 月曜日(ただし9月16日、10月14日、11月4日、12月23日は開館)、 9月17日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)、12月24日(火) |
開館時間 | 午前9時30分〜午後6時 (ただし、観覧券の販売は午後5時30分まで) |
会 場 | にいがた文化の記憶館 |
入館料 | 一般500円(400円) 学生(高校生以上)300円(240円) 中学生以下無料 ※( )内は団体20名以上 |
概要
《赤富士》や《ばら》の絵で知られ、文化勲章受章者でもある洋画家・林 武(1896年-1975年)は、代々国学者の家系に生まれ、新潟ともゆかりが深い人物です。
武の祖父・林 甕雄(みかお、生年不詳~1862年)は良寛研究の先駆者であり、新潟で歌人としてその生涯を終えたといわれています。また、武の父・林 甕臣(みかおみ、1845年-1922年)は新潟で生まれ、幕末に江戸に上って後に一音一義説や言文一致歌などを提唱しました。林 武も、画家として活躍しながら、国語問題協議会会長に就任するなど日本語の問題にも熱心に取り組みました。
甕雄が編纂した『良寛禅師歌集』は、昭和13年に相馬 御風によって発見され、それまで世に知られていなかった良寛の歌を多く収めていることから、「林本」として有名になりました。後年、孫である武が注釈を添えた復刻本の出版に取り組み、1977年に新潮社から『林甕雄本 良寛禅師歌集』が刊行されています。
今回の展示では、『林甕雄本 良寛禅師歌集』をはじめ、甕臣・武の著作や直筆の短冊、そして明治以降に刊行された良寛歌集(村山半牧編の『僧良寛歌集』復刻版、ヤコブ・フィッシャーによる英訳本初版)を出展しています。