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2014(平成26)年度│Ⅳ 終戦を促した祖国愛 米軍将校と日本兵捕虜

会 期 2014/10/07~2014/12/14
休館日 月曜日(祝日の場合はその翌日)、
10月31日(金)、12月2日(火)
開館時間 午前10時〜午後6時
(ただし、入館券の販売は午後5時30分まで)
会 場 にいがた文化の記憶館
入館料 一般500円(400円)
学生(高校生以上)300円(240円)
中学生以下無料 ※( )内は団体20名以上
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概要

 1942(昭和17)年、大学で日本研究をしていた20歳のドナルド・キーンは米国の海軍日本語学校に入学し、翻訳と通訳の訓練を積みました。翌43(昭和18)年にはハワイの捕虜収容所にて日本語の語学将校として派遣され、収容所の上司であるオーティス・ケーリ(Otis Cary)とともに日本軍書類の翻訳や日本兵捕虜の尋問や通訳に従事しました。
 終戦近くなり、所長であったケーリは編集経験のある日本兵捕虜たちをあつめて、新聞形態のビラ「マリヤナ時報」を編集させます。この業務にあたったのが、小柳胖(ゆたか)(新潟日報編集局長)や横田正平(朝日新聞記者)、高橋秀樹(同盟通信記者)らでした。また、終戦直前に、彼らがポツダム宣言の内容を翻訳したビラは日本上空から散布されました。終戦を願う同志でもあったケーリやキーン、小柳らの間には国を越えた交流がありました。
 本展では、オーティス・ケーリやドナルド・キーン、小柳胖らの交流を相関図でご覧いただけます。また、新潟日報元社長 小柳胖氏の旧蔵資料や、オーティス・ケーリ、ドナルド・キーンらが出版した当時の手記や小説などを紹介します。


主催/にいがた文化の記憶館、新潟日報社


◆ みどころ ◆
 ・ 小柳胖氏旧蔵のハワイ捕虜収容所関連資料や書簡
 ・ オーティス・ケーリやドナルド・キーン、横田正平らが発表した手記や小説 など

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