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2018(平成30)年度│良寛再発見

会 期 2019/02/22(金)~ 2019/03/21(木・祝)
※会期が変更になりました。
休館日 月曜日
開館時間 午前10時 〜 午後6時
(ただし、観覧券の販売は午後5時30分まで)
会 場 にいがた文化の記憶館
入館料 一般500円(400円)
学生(高校生以上)300円(240円)
中学生以下無料 ※( )内は団体20名以上
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概要

 来年2020年は、良寛(1758-1831年)が没して190年になります。子どもたちと手毬をついたり生きとし生けるものに慈愛の手を差し伸べた良寛は、今も多くの人々に親しまれています。良寛は出雲崎の名主の跡取りとして生まれましたが、18歳で出家し、家業は弟に託しました。曹洞宗の僧として諸国で修業した後、39歳で故郷の越後に戻り、燕市国上山に庵を結んで暮らしました。自分の寺を持たず、日が暮れるまで子どもたちと手毬で遊び、人々から親しまれていました。しかし一方では、明治時代に仏教哲学者・原坦山(はら・たんざん、1819-1892年)が、「日本で仏学の蘊奥(うんおう)を究めし者、空海以来、唯この人のみ」と評したように良寛は優れた境涯を持つ禅僧でした。
 會津八一(1881-1956年)は青年の頃、正岡子規の根岸庵を訪ね、「我が郷の良寛禅師を知りたまふや」とただし、村山半牧(1828-1868年)の『僧良寛歌集』を贈ったと記しています。良寛が広く知られ始めたのはその頃からです。八一は糸魚川に退住していた相馬御風(1883-1950年)に良寛研究を勧めたといいます。『大愚良寛』を著した御風は、「本当の自分」を取り戻すために、良寛の生き方に倣おうとしました。八一と御風は早稲田大学での同級生であり、2人ともその専攻は西洋近代文学でした。ここに、従来の古めかしい中国風の文人とは異なる、西欧的ヒューマニズムの視点からする新たな良寛の人間像についての解釈が生まれました。良寛こそが、伝統と近代にまたがる新潟の文人の理想型です。
 本展は、にいがた文化の記憶館の座標軸をなす人物としての良寛を再発見するための企画展示です。

主  催:にいがた文化の記憶館、新潟日報社
共  催:新潟日報美術振興財団、NST、BSN新潟放送
協力企業:田村紙商事株式会社
協  力:全国良寛会
監  修:小島正芳氏(良寛研究家、全国良寛会副会長)

第34回国民文化祭・にいがた2019、第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会 応援事業

関連イベント

    ■ 長谷川義明氏(当館理事長)と小島正芳氏(良寛研究家)による対談「良寛再発見」

    長年、良寛研究・顕彰活動に携わっていらっしゃるお二人から、良寛の「心」や「書」についてわかりやすくお話ししていただきます。
      日 時:2019年3月19日(火) 午後2時~3時30分(予定)
      ゲスト:長谷川義明氏(公益財団法人にいがた文化の記憶館理事長、全国良寛会会長)
          小島正芳氏(本展監修者、良寛研究家、全国良寛会副会長、一般財団法人良寛会理事長)
      会 場:新潟日報メディアシップ2階 日報ホール
      参加費:500円(会期中有効の企画展観覧券付き)
           ※当館パスポート会員は無料。会場受付でパスポートをご提示ください。
      定 員:100名 ※先着順、要事前申し込み

       【お申込み方法】
       メール、FAX、往復はがきのいずれかに「①参加希望日、②住所、③氏名、④電話(あればFAXも)番号」を
       ご記入のうえ、以下の宛て先までお送りください。
         〒950-0088 新潟市中央区万代3-1-1 新潟日報メディアシップ5階 にいがた文化の記憶館
         TEL:025-250-7171 FAX:025-250-7040 メール:kiokukan@honey.ocn.ne.jp
         ホームページのお問い合わせフォームからもお申し込みいただけます。

    ■ 月いちレクチャー(学芸員による解説会)
      ① 2月23日(土)「良寛顕彰の系譜(1)」
      ② 3月16日(土)「良寛顕彰の系譜(2)」
       ※各回とも午後2時から(約1時間)
      会 場:にいがた文化の記憶館 展示室
      参加費:無料(ただし、当日の入観券が必要です。パスポート会員は不要)
       ※ 事前申込み不要(当日は直接当館へお越しください)
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