2014(平成26)年度│Ⅳ 後期 酒に学ぶ・坂口謹一郎と川上善兵衛
会 期 | 2014/11/01~2014/11/30 |
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休館日 | 月曜日(ただし11月3日、11月24日は開館)、 11月4日(火)、11月25日(火) |
開館時間 | 午前10時〜午後6時 (ただし、入館券の販売は午後5時30分まで) |
会 場 | にいがた文化の記憶館 |
入館料 | 一般500円(400円) 学生(高校生以上)300円(240円) 中学生以下無料 ※( )内は団体20名以上 |
概要
上越市出身の「酒博士」坂口謹一郎博士(1897-1994)と親交が深かった、同市にある岩の原葡萄園の創始者で「日本のワイン葡萄の父」と言われた川上善兵衛(1868-1944)。今年、坂口謹一郎の没後20年、川上善兵衛の没後70年を迎えることから、今年度5月に上越で開催した企画展に引き続き、にいがた文化の記憶館でも、二人の偉人の功績をご紹介します。
「酒博士」 坂口謹一郎
坂口博士は発酵の研究を通して、世界に類を見ない日本酒の独特な製造方法や、日本酒の奥深さについて、卓越した見識と豊富な知識を駆使した名著を数多く残しており、これらによって「酒の博士」と言われる由縁となっています。
坂口博士が研究していたころの醸造学の分野は、古い枠の中でのみ研究することを習慣づけられたものでしたが、それを応用微生物学、そして現在のバイオテクノロジーと呼ばれる広い分野に導いたのが坂口博士なのです。
「日本のワイン葡萄の父」 川上善兵衛
雨の多い日本では、醸造用のぶどうの栽培は困難を極めます。そこで岩の原葡萄園の創始者 川上善兵衛は、欧米から多様なぶどうの苗木を取り寄せて品種改良に努め、マスカット・ベーリーAを始め、日本の風土に適した優良品種を多数生み出しました。醸造面では本邦初の密閉醸造、低温発酵の最新技術を導入して飛躍的な品質向上を成し遂げるなど、本格的国産ワインの礎を築き上げたのです。そうした功績から、善兵衛は「日本のワイン葡萄の父」と呼ばれています。
主催/坂口謹一郎博士顕彰委員会、にいがた文化の記憶館
協力/上越市、株式会社 岩の原葡萄園
◆みどころ◆
“酒博士” 坂口謹一郎と “日本ワイン葡萄の父” 川上善兵衛がどのようにして日本ワイン用ぶどうを産み出したのか。本展示では資料展示に加え、関連イベント「日本ワインぶどうの父・川上善兵衛と坂口謹一郎 ワイン&トーク」にて岩の原ワインのテイスティングも予定し、目と舌でご堪能いただけます。
関連イベント
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■講演会 ワイン&トーク ~終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました~
「アートコミュニケーション2014 メディアシップ×にいがた文化の記憶館
日本ワインぶどうの父・川上善兵衛と坂口謹一郎 ワイン&トーク」
日本ワイン産業の黎明期における坂口謹一郎と川上善兵衛の業績から現在の日本ワインまでを、
株式会社 岩の原葡萄園 副社長の棚橋 博史氏にお話しいただきます。トーク後は岩の原ワインを試飲いただけます。
日 時:2014年11月8日(土) 午後 6 時 ~ 7 時 30 分(講義50分、テイスティング30分)
11月9日(日) 午後 3 時 ~ 4 時 30 分(講義50分、テイスティング30分)
会 場:新潟日報メディアシップ20階 そらの広場
講 師:棚橋 博史 氏 (株式会社 岩の原葡萄園 副社長)
主 催:新潟日報社、にいがた文化の記憶館
協 力:株式会社 岩の原葡萄園
参加費:1500円 ※入館券のプレゼントあり
定 員:各回60名(事前申込制、応募多数の場合は抽選)
申込締切日:2014年10 月 24 日(金)必着
お申込方法:往復はがき、メール、FAXのいずれかに「氏名、住所、電話番号、参加希望人数」をご記入のうえ、
当館までお送りください。1通につき2名様までご応募いただけます。
お申込先:にいがた文化の記憶館(〒950-0088 新潟市中央区万代3-1-1 新潟日報メディアシップ5階)
またはFAX. 025-250-7040、メール:kiokukan@honey.ocn.ne.jp
■ 月いちレクチャー 「川上善兵衛」
日 時:2014年11月22日(土) 午後2時から(約30分)
会 場:にいがた文化の記憶館 展示室
※お申込み不要。直接会場にお越しください。
※参加費無料。ただし、当日の入館券が必要。
◎特別展示について、学芸員が解説します。