にいがた文化の記憶

アーカイブ「新潟偉人」発見

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アーカイブ「新潟偉人」発見


当館ホームページで過去に紹介した「新潟偉人」をまとめて紹介しています。

前島密前島密
 私たちは、いつでもどこでも、平等に情報を受け取ることができます。この情報化社会の基礎を築いたのが、前島密です。
 密は幕臣の頃、欧米では国中どこにでも情報のやり取りができる郵便制度があり、それが国を豊かにしていることを知りました。明治維新後に新政府の役人として登用された密は、その経験をもとに、郵便制度を立ち上げようと動き出しました。従来の飛脚制度を廃止し、西欧の郵便制度を採り入れて「郵便」「切手」「はがき」などの名称を決め、全国均一料金制を導入、外国郵便の取扱を開始させました。このように、誰もが平等に簡単に利用できる郵便制度の構築に貢献したことから、「日本郵便の父」と呼ばれています。
 また、海運・鉄道業の振興や新聞事業、郵便為替や貯金の導入、電話事業の開始など、日本の文明開化をけん引する数多くの事業に関わり、新しい仕組みを作り上げました。また教育の分野でも、盲学校の設立や東京専門学校(早稲田大学の前身)の校長を務めるなど、その業績は多岐にわたっています。
〔2018年9月掲載〕
司馬凌海
司馬凌海
 語学の天才で、西洋医学を日本語に訳して伝えることでその発展に大きく貢献しました。日本初の独和辞典『和訳独和辞典』の出版でも知られ、「蛋白質(たんぱくしつ)」、「十二指腸」、「窒素(ちっそ)」は凌海が訳した言葉といわれています。
 11歳で江戸に出て漢学、蘭学、医学を学び、さらにオランダ語、ドイツ語、英語、フランス語など6か国語をマスターしました。近代化のために雇用された外国人医師の授業も、優秀な通訳の凌海がいなければ成立しませんでした。東京や愛知で医学校の教授や病院長などを歴任しました。
 司馬遼太郎の歴史小説『胡蝶の夢』の登場人物の一人として描かれています。
〔2018年8月掲載〕
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